【マヌカハニー・MGO】マヌカハニーの選び方

MGOやUMFの等級を基準にする

マヌカハニーの大きな特徴は、「MGO（メチルグリオキサール）」を含んでいる点です。また、UMFはちみつ協会（UMFHA：The Unique Mānuka Factor Honey Association）ではMGOの成分に加え、いくつかの成分含有量を重視して全体の品質を格づけしています。この格づけした数値はUMFで表し、含有量によって表示されるのがUMF値です。UMFの数値は、UMFはちみつ協会に加盟していないと使えません。

MGO値は、Manuka Health社が商標を取り使用しているMGOの含有率で、マヌカハニーに含まれるメチルグリオキサール成分の含有率を表すものです。UMF値も現在はMGOの含有量に基づいて決められています。マヌカハニーを購入する際は、MGOやUMFを意識して選ぶとよいでしょう。

目的に合致するMGO値やUMF値を選ぶ

MGO値やUMF値の高い商品は価格も高くなるため、目的や予算に合わせて選ぶことが大切です。目的別の数値の基準は、以下のとおりです。

• 手頃な価格で独特な香りが少ないマヌカハニーを取り入れたい場合：MGO30＋やUMF5＋
• マヌカハニーを食べる習慣を毎日続けたい場合：MGO100＋やUMF10＋
• 健康を管理しつつ、比較的食べやすいマヌカハニーを選びたい場合：MGO250＋やUMF15＋
• 健康と美容を目的にしている場合：MGO400＋やUMF20＋
• 高品質なマヌカハニーを取り入れたい場合：MGO550＋やUMF22＋

HMFも確認する

マヌカハニーを選ぶ際には、HMFの含有量も確認できれば、より目的に合うものに出会えるかもしれません。HMFの濃度は、ハチミツに過度な熱が加わっていないかを確かめるための指標となります。これは、加熱処理でMGOの合成を促進するなどの不正を行っていないかの確認になります。国際的な食品規格であるコーデックスでは、40mg／kg未満とされています。UMFはちみつ協会では、UMFの数値を認証するときにHMFの含有量も併せて確認、認証していますので、UMF認証を受けた製品はHMFをご自分で確認する必要はありません。

使いやすいパッケージを取り入れる

マヌカハニーは、メーカーによって様々なパッケージが使用されています。例えば、1人用なら、250g～500gほどの小瓶タイプが最適です。家族で日常的に取り入れる場合は、1kgほどの大容量パッケージを選ぶとコストパフォーマンスがよいでしょう。

旅先や出張先、職場など、自宅以外の場所でも手軽にマヌカハニーを取り入れたいときは、個包装されたスティックタイプが重宝します。スティックタイプは少量のお試しパックとして販売されていることも多く、本格的に購入する前に味を確かめたいときにもぴったりです。また、品質の劣化を防ぐには、遮光性・気密性のあるパッケージのものを選ぶとよいでしょう。太陽光や空気、水分は酸化と劣化の原因になるため、品質を保持できるパッケージを取り入れるようにしてください。

分析証明書の有無

品質にこだわる場合は、ニュージーランド政府の資本の入った研究所が発行する分析証明書（英文）を添付した商品を選んでください。UMFマークのついた製品は、UMFはちみつ協会が分析証明書に基づいてUMFの数値を認証していることを示します。